この日は、障害除去の神様ガナパティ(ガネーシャ)へ祈りを捧げる日です。南インドで特に盛大にお祝いされます。
インド歴の第6番目の月、バードラパダ月(bhadrapada グレゴリオ暦暦の8月下旬から9月下旬)の新月からその日も数えて4日目(チャトルティー)がその日になります。
今年は8月22日~9月21日がバードラパダ月です。8月22日が新月で、チャトルティーは8月25日です。
ガネーシャは、ヴェーダでは、ガナパティ、ブラフマナスパティと呼ばれています。
ガナパティは、集団の主であり、暴風雨を神格化したマルト神群(ルドラ神群)の主です。ブラフマナスパティ(ブラフマンの主)は、ブルハスパティ(偉大さの主)とも呼ばれます。
ブラフマンはヴェーダにおいては讃歌(マントラ)や祈祷に発現する詩的想像力、真理を具現する讃歌・祈祷とされ、ヴェーダのマントラを意味していました。したがって、祈祷の主といういう意味となります。
ガネーシャは商売繁盛、知識、障害除去の神として人々に、現在も信仰されています。
ルーツをを調べてみると、インド・アーリャ人が支配する前のBC3000年ごろのドラヴィダ人のインダス文明期にその原型が見られます。またBC1200年頃のイランの遺跡から金属に描かれた像が発見されています。日本の仏教では歓喜天として密教の神として祀られています。ヒンドゥーではヴィグネーシヴァラ(障害除去の神)などとも呼ばれます。
いずれにしても、古代から信仰されている神様ですが、ガネーシャは人に内在する力と考えることもできます。気付きの力や免疫力、自然治癒力がそのひとつです。
精神的、肉体的、社会的な、様々な障害を除去するのは、人の意識です。
自己の内面を強化することで問題が解決されていきます。
インドの習慣にならって、ヴェーダセンターではガネーシャ・チャトルティ―の障害除去、厄除祈願の祈り(プージャー)、ヴェーダ・マントラのチャンティング(詠唱)も行います。
日時: 2017年8月25日(金) 9:30~11:30
※プージャー自体は1時間程度です。
参加費:無料
持参品:果物数個、生花数本
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