インドでの近代ヨーガの普及

西洋思想の影響を受ける以前には、大都市ではあまり重要視されていませんでしたが、農村部や小さな町では、ヨーガは常に人気がありました。インドのほとんどの地域ではテレビ放送はありませんでした。1980年代までは、ヨーガに関する知識の唯一の情報源は教師を通して、または書籍をとおしてのみでした。

イギリス統治下では、伝統的なインドの科学より、西洋の科学が強調されていました。しかし、独立後すぐ、インドで公式にヨーガの重要性が認識され始めました。

インド初代首相、パンディト・ジャヴァハルラル・ネールー（Pandit Jawaharlal Nehru）はヨーガを行なっていました。特にシ－ルシャーサナ（Shiirshaasana　頭立ち）を好んでいました。また、その数年前からインドの首相であった娘のインディラガンジー夫人は、積極的にヨーガを実践し、宣伝しました。

ヨーガを広めるのを助けた一番の人は、ヨーギー・ディレーンドラ・ブラフマチャーリー（Dhirendra Brahmachari）でした。 1970年代後半に、ヨーガはインディラ・ガンジーにより、政府の学校のカリキュラムの一部となりました。このテーマを学生に紹介するためにヨーガ教師が学校に任命されました。それ以来、ヨーガはインドの大学の公式科目となっています。

ディレーンドラ・ブラフマチャーリーはまた、テレビ番組をとおしてヨーガを教えることを始めた最初の人でもありました。1970年代、80年代には、インドにはテレビチャンネルがひとつしかなく、毎週放送されていたのを、私も自分自身で見て覚えています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Dhirendra_Brahmachari

前世紀のインドにおけるヨーガを最も顕著に支えた人は、ティルマライ・クリシナマーチャーリャ（Tirumalai Krishnamacharya）の弟子のBKSアイアンガー（BKS Iyengar）でした。
https://en.wikipedia.org/wiki/B._K._S._Iyengar

ビクラム・ヨーガ（Bikram Yoga）はインドではあまり人気がありません。ビクラムは、暑い環境でヨーガをやるように生徒に促しました。身体がよく伸びて柔軟になるようにするからということです。主に米国やヨーロッパの気候は冷たいため、インド以外の国では知られています。しかし、インドのように、年中ほとんどの地域でとても暑い気候です、誰も彼のホットヨーガを必要としません。

ババ・ラームデーヴ（Baba Ramdev　パタンジャリヨーガ）は今日、インドと海外で最も有名なヨーガの顔となっています。彼の人気は、1990年代の民間テレビのチャンネル数の増加によるものです。ラームデーヴが教えるヨーガは、ほとんどが健康ではない人でもできるヨーガの簡単な種類です。シリー・シリー・ラヴィシャンカール(Shri Ravishankar　アートオブリビング)はヨーガを重視するのではなく、瞑想を重視しています。シリー・ジャッギー・ヴァースデーヴァ（Shri Jaggi Vasudev）は、イーシャ・ファウンデーション（Isha Foundation）をとおして、今日、インドと海外で、あらゆるヨーガを教えています。私の意見では、彼は今日、インドの偉大なヨーガ教師です」

ネルー首相とディレーンドラ氏のヨーガ
https://www.youtube.com/watch?v=TaOPIKGpm40

ティルマライ・クリシナマーチャーリャ
https://www.youtube.com/watch?v=8XF4sCV6aUY

BKSアイアンガー
https://www.youtube.com/watch?v=jOx5kjAIRq0

現在の3人のグル、ヨーギー
https://www.youtube.com/watch?v=3k3XxA_b6HU

ディレーンドラ・ブラマチャーリー
https://www.youtube.com/watch?v=-gZpf_FGj8o

シリー・ジャッギー・ヴァースデーヴァ
https://www.youtube.com/watch?v=tZ0e8JRu_9U&list=PLh_uRetBhL9cJQYGFWqnR0_Ne-K2sZ9CN