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サンスクリット
基礎講座

Vedic philosophy course

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サンスクリット基礎講座

講座内容

この講座では、古典サンスクリットの基礎を学びます。主にサンスクリットの書き方とアルファベットの発音に焦点を当てています。マントラ、賛歌、プージャーなどで使用される言語はサンスクリット(梵語)です。チャンティング(詠唱)に必要な基本的な知識として、発音とデーヴァナーガリー文字の読み書きを学びます。

ヨーガやヴェーダの文献はサンスクリットで書かれており、それらの哲学を学ぶ上で基本的な知識は重要です。また、マントラなどのチャンティング(詠唱)にはサンスクリットの発音を理解しておくことも必要です。この講座では、発音、デーヴァナーガリー文字の読み書き、基本的な文法を学びます。さらに、短いマントラや詩節を読み、これらの初歩的な文章の理解も行います。

慣れ親しんでいても、ヨーガ・スートラやバガヴァド・ギーター、般若心経などの経典や聖典からの文言を書いたり、発声したり、読解したりもします。初めての方でも、どなたでもご参加いただけます。

クラス構成

  1. 第1回目:「母音~25の子音」の読み書き発音
  2. 第2回目:「半母音、摩擦音、複合音」の読み書き発音
  3. 第3回目:「半体、さまざまな複合音」の読み書き発音
  4. 第4回目:「単語、詩節、チャンティング」の筆記と発音

ビデオ講座

「ビデオで学ぶサンスクリット講座」も行っています。

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サンスクリットとは?

サンスクリット(sanskrit)は、言語でサムスクルタ(saṃskṛtam)といい、「完成された言語」「洗練された言語」「洗練された言語」「正確な規則に従って形成された言葉」といった意味があります。

俗語のプラークリット(prākrit/原語 prākrta)に対する雅語(おもに文章で用いる価値の高いことば)です。サンスクリットは、BC1500年頃から現在まで、インドの哲学、宗教、文学などの文献に使用されてきました。

中国や日本の仏教では「梵語(ぼんご)」と呼ばれていますが、これは創造主ブラフマン(梵天)によりつくられたという伝承によります。

サンスクリットは、古代インドのヴェーダ、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の重要な言語であり、印欧(インド・ヨーロッパ)語族に属します。最も古い文献である聖典リグ・ヴェーダの詩節は、イラン語族とギリシャ語族の古典詩と非常に類似しており、印欧語族の共通祖語の研究に寄与しています。

現代のインドでは、サンスクリットを母語とする話者はほとんど存在しません。それにもかかわらず、サンスクリットは現代でも一部の学校で教えられ、ヒンドゥー教や仏教の儀式や宗教的な詠唱で使用されています。

印欧語族には多くの異なる言語派があります(インド・アーリア語派、ギリシャ語派、ケルト語派、ラテン語派など)。これらの言語派は共通祖語である印欧語族の共通祖語(Proto-Indo-European)から派生しました。その中でもサンスクリットは、古代の形態を保存していたため、印欧語族の研究において重要な役割を果たしています。

​サンスクリットは非常に精緻で文学的な言語であり、詩や哲学的なテキストがその最も著名な形態で表現されました。サンスクリットはまた、デーヴァナーガリー文字と呼ばれる文字で書かれます。

デーヴァ・ナーガリー文字

サンスクリットを表記する文字は、ナーガリー(nāgarī)文字です。ナーガリーはナガラ(都市)の文字を意味します。それが神性化されデーヴァ・ナーガリー(devanāgarī)文字と呼ばれます。デーヴァ・ナーガリーとは「神性な都市文字」という意味です。10世紀ごろから用いられています。サンスクリット以外にも、ヒンディー語(hindī)、マラータ語(marātī)、ネパール語(nepālī)などにも使用されています。

デーヴァ・ナーガリーの歴史

古代インドの最初期の文字としては、ブラーフミ―(brāhmī)文字とカローシティー(kharoṣṭhī)文字があります。

ブラーフミー文字とカローシティー文字のうち、ブラーフミー文字はインダス文字を起源とする説やフェニキア文字に起源を持つとされます。一般的にはフェニキア文字がインドに伝えられて改良され、ブラーフミー文字になったとされます。ブラーフミーとは、「ブラフマー(梵天)のもの」と言う意味で創造主ブラフマーによりつくられた文字ということになります。

グプタ王朝(320~350年頃)時代には、ブラーフミー文字から派生したグプタ文字(グプタ形ブラーフミー文字)が使用されました。

さらに、6世紀頃にはスィッダーマートリカー(siddha-mṣtrikā)文字が生まれ、日本には仏教を通して悉曇(しったん)文字として伝来しました。

7世紀になるとナーガリー文字が生まれ、グプタ文字に代わってサンスクリット写本に使われ、デーヴァ・ナーガリー文字となりました。

デーヴァヴァーガリー文字で書かれた詩句の例

गुरुर्ब्रह्मा गुरुर्विष्णु र्गुरुर्देवो महेश्वरः
गुरु साक्षात परब्रह्मा तस्मै श्रीगुरवे नमः
gurur brahmā gurur viṣṇur gurur devo maheśvaraḥ,
gurus sākṣāt parambrahma tasmai śrī gurave namaḥ.

サンスクリットのアルファベット

サンスクリットのアルファベットは、14の母音(svara)と33の子音(vyañjana)の合計47の字母(varṇa)と気音(visarga)、鼻母音(anusvāra)から成ります。

अ आ इ ई उ ऊ ऋ ऌ
ए ऐ ओ औ अं अः
क ख ग घ ङ च च ज झ ञ
ट ठ द ढ ण त अथ द ध न
प फ ब भ म
य र ल ळ व श ष स ह क्ष ज्ञ

サンスクリット字母表

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