ハタ・ヨーガの浄化法、準備運動、太陽礼拝、アーサナ、ムドラー、呼吸法をトータルで学ぶ
各種ハタ・ヨーガのテクニックです。ご希望のテクニックをしっかり学びたい方は、その方に合わせた形での個人レッスンも行っていますので、お問い合わせください。
1. 浄化法(クリヤー)
クリヤーは「行為」などを意味しますが、ここでは、技法や方法を指します。ハタ・ヨーガにはシャト・クリヤー(6種の体内浄化法)があります。この中のアグニ・サーラ、カパーラ・バーティー、ナーディー・シュッディとそれに加え、腹式呼吸、胸式呼吸、鎖骨呼吸、ヨーガ完全呼吸法などの中から、いくつかと基本呼吸を学びます。浄化法は、瞑想、呼吸法、アーサナのための準備となるものです。浄化法は、瞑想、呼吸法、アーサナのための準備となるものです。
利点
クリヤーは、体を浄化し、健康増進と肉体強化を助けます。集中力向上、毒素排泄、病気のない体を育みます。体内の生命力(プラーナ)の動く経絡(ナーディー)を浄化します。瞑想、呼吸法、アーサナ(ポーズ)の実践のための準備となります。
2. 準備運動(スークシマ・ヴャーヤーマ)
スークシマ・ヴャーヤーマ(微細な運動)は、呼吸と注意の集中を伴う身体運動です。体の全関節を順番に動かし、ウォーミングアップします。マハルシ・カールティケーヤジー・マハーラージにより考案され、普及発展しました。そして、スヴァーミー・ディレーンドラ・ブラフマチャリャが近代世界に普及させたものです。
ひとつひとつの関節運動でストレスは解消されます。特定の部位に意識を向け呼吸を行いポーズや運動を行います。短時間でエネルギーの微細な経路を加速します。 1日に1、2回行うといいでしょう。戸外でも実行可能です。スークシマ・ヴャーヤーマの実践だけでも、身体組織の強化とエネルギー(活力)を高めます。
アーサナを行う前に実践します。体を柔軟にし、アーサナの準備となり、アーサナ中の怪我の防止にもなります。
運動部位
首、肩、肘、手首、腕、指、つま先、胴、股関節、膝、足首、脚、つま先など
利点
クリヤーは、体を浄化し、健康増進と肉体強化を助けます。集中力向上、毒素排泄、病気のない体を育みます。体内の生命力(プラーナ)の動く経絡(ナーディー)を浄化します。瞑想、呼吸法、アーサナ(ポーズ)の実践のための準備となります。
3. スーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝体操)
スーリャ・ナマスカーラは、太陽礼拝と訳される身体運動です。太陽に向かって早朝、夕方に実践します。ヨーガ・アーサナ(ポーズ)と呼吸運動の連続的な組み合わせからなります。通常12のポーズを呼吸と合わせてゆっくりと連続的に行います。体、心、精神に完全な調和をもたらします。
利点
ポーズごとに異なる靭帯を伸ばし、異なる脊柱を動かします。体の柔軟性、呼吸機能の改善、血液循環が促進され、発汗による毒素の除去にもなります。柔軟な筋肉と背骨を育て、内臓脂肪が減少させます。
注意事項
スーリャ・ナマスカーラは、アーサナ実践の準備のためのもので、アーサナの前に行います。プラーナーヤーマ(呼吸法)の実践前には、背骨と肉体の筋肉を十分に柔軟にしておく必要がありますが、それにも役立ちます。一般的に、急性の高血圧、ヘルニア、心臓疾患、脳卒中を患う人、また熱や炎症があるときは実践しないこと。生理中も避けます。背中に問題のある人は、事前にご相談ください。
4. アーサナ(ポーズ)

5. ムドラー/バンダ(Mudra/Bandha)

ウッディーヤナ・バンダ(腹部を締め付け)
ムーラ・バンダ(肛門を締め付け)
マハー・バンダ(2つのバンダの組み合わせ)
バンダ・トラヤ(3つのバンダの組み合わせ)
6. 呼吸法(Pranayama)

シ-タリー、シートカーリー、ウッジャーイー、ブラーマリー、バストリカー、ムールチャー、プラーヴィニー
病気除去や体の老化過程を休ませ、体へのエネルギーの浸透、効果的な瞑想の準備として最適