| 人間の意識状態には、覚醒(ジャーグラット)、夢(スヴァパナ)、睡眠(スシュプティ)の3つがあります。瞑想中の意識体験は高次の意識(トゥリーヤ・ジャーグラット)
と呼ばれます。
通常、心は覚醒意識にあり、「見る」「聞く」「考える」「判断する」「感じる」・・・といった五感、理性、情緒などの精神活動のために活発に働いています。
しかし精妙なレベルには静かな潜在意識の層があります。一番の深みには、真我、至高の精神、純粋意識と呼ばれる、意識の層があります。
瞑想中ではその意識状態を体験します。サマーディ”(Samadhi=三昧境)とも、アートマン(Atman)とも呼ばれる、実に安らかな境地です。
空(Shuunya)、プルシャ(純粋意識)、アートマン(真我)、サマーディ(三昧)などとも呼ばれます。
瞑想中には、心の動きが非常に微かになり、ついには動きがほとんど静まり、外の音を忘れ想念は消え、まるでからっぽになります。
心身共に完全に弛緩(リラックス)し、我を忘れたような状態です。「私」という意識が肉体の境界を飛び出し、どこまでも無限に広がったような体験です。
時空間世界という日常の意識をを越えた純粋で抽象的な境界のないような意識体験です。もちろん人によって体験は違いますから、瞑想では期待せず自然体で望むのがベストです。
深い瞑想中には現在意識が内面に集中しており五感の感覚からは離れています。これは睡眠中の無意識でも、夢を見ている時の幻想意識とも異なるものです。
それは意識の根源であり、宇宙・自然の源ともいえる状態です。個人と自然界と宇宙が最も調和している状態です。このレベルとひとつになるとき、ヨーガのゴールが達成されます。瞑想はその意識状態へと達する基本的な行為または方法です。
瞑想はサンスクリット語では、ディヤーナ(Dhyana)といいます。仏教では”禅那”と漢字表記したりします。”禅”という言い方はここからきています。
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