ハタ・ヨーガ
Hatha yoga
ハタ・ヨーガ
ブロックしたスパム
ハタ・ヨーガを総合的に学ぶ
ハタ・ヨーガは、瞑想の準備としても重要な役割を果たします。このヨーガの実践は、身体のポーズ(アーサナ)、呼吸法(プラーナヤーマ)、ムドラー(手のジェスチャー)、バンダ(身体の閉塞を解除する実践)など、様々なテクニックを含みます。これらの実践を通じて、身体と精神が調和し、内なる平静が築かれるため、瞑想により深い体験を可能にします。ハタ・ヨーガは、瞑想のゴールを達成し、内なる平和と静けさを実感する手段として利用されるだけでなく、健康と調和を副産物としてもたらすことがあります。このように、ハタ・ヨーガは瞑想の準備として不可欠であり、その実践から得られる健康面の利益も注目されています。
クリヤーは「行為」などを意味しますが、ここでは、技法や方法を指します。ハタ・ヨーガにはシャト・クリヤー(6種の体内浄化法)があります。この中のアグニ・サーラ、カパーラ・バーティ、ナーディー・シュッディとそれに加え、腹式呼吸、胸式呼吸、鎖骨呼吸、ヨーガ完全呼吸法などの中から、いくつかと基本呼吸を学びます。浄化法は、瞑想、呼吸法、アーサナのための準備となるものです。浄化法は、瞑想、呼吸法、アーサナのための準備となるものです。
クリヤーは、体を浄化し、健康増進と肉体強化を助けます。集中力向上、毒素排泄、病気のない体を育みます。体内の生命力(プラーナ)の動く経絡(ナーディー)を浄化します。瞑想、呼吸法、アーサナ(ポーズ)の実践のための準備となります。
スークシマ・ヴャヤーマ(微細な運動)は、呼吸と注意の集中を伴う身体運動です。体の全関節を順番に動かし、ウォーミングアップします。マハーリシ・カールティケーヤジー・マハーラージにより考案され、普及発展しました。そして、スヴァーミー・ディレーンドラ・ブラフマチャリアが近代世界に普及させたものです。
ひとつひとつの関節運動でストレスは解消されます。特定の部位に意識を向け呼吸を行いポーズや運動を行います。短時間でエネルギーの微細な経路を加速します。 1日に1、2回行うといいでしょう。戸外でも実行可能です。スークシマ・ヴャヤーマの実践だけでも、身体組織の強化とエネルギー(活力)を高めます。
アーサナを行う前に実践します。体を柔軟にし、アーサナの準備となり、アーサナ中の怪我の防止にもなります。
首、肩、肘、手首、腕、指、つま先、胴、股関節、膝、足首、脚、つま先など
クリヤーは、体を浄化し、健康増進と肉体強化を助けます。集中力向上、毒素排泄、病気のない体を育みます。体内の生命力(プラーナ)の動く経絡(ナーディー)を浄化します。瞑想、呼吸法、アーサナ(ポーズ)の実践のための準備となります。
スーリャ・ナマスカーラは、太陽礼拝と訳される身体運動です。太陽に向かって早朝、夕方に実践します。ヨーガ・アーサナ(ポーズ)と呼吸運動の連続的な組み合わせからなります。通常12のポーズを呼吸と合わせてゆっくりと連続的に行います。体、心、精神に完全な調和をもたらします。
ポーズごとに異なる靭帯を伸ばし、異なる脊柱を動かします。体の柔軟性、呼吸機能の改善、血液循環が促進され、発汗による毒素の除去にもなります。柔軟な筋肉と背骨を育て、内臓脂肪が減少させます。
スーリャ・ナマスカーラは、アーサナ実践の準備のためのもので、アーサナの前に行います。プラーナーヤーマ(呼吸法)の実践前には、背骨と肉体の筋肉を十分に柔軟にしておく必要がありますが、それにも役立ちます。一般的に、急性の高血圧、ヘルニア、心臓疾患、脳卒中を患う人、また熱や炎症があるときは実践しないこと。生理中も避けます。背中に問題のある人は、事前にご相談ください。
アーサナは、座法や姿勢(ポーズ)を意味します。インドで古くからから行われてきた様々なポーズの実践です。アーサナには瞑想のためのもの、身体を強化し柔軟にするものなどがあります。
これらの実践は、明瞭な知性、記憶力の向上にもつながります。身体の浄化、美しい体形、柔軟性、力強さを生み出します。若々しく、健康で、しなやかかつ強靭な身体を養うのに最適です。
古典的には瞑想のための姿勢がアーサナであり、その座法は長時間、快適で安定して座っていられるものでなくてはなりません。
当方ではよりよい瞑想のための準備として、基本的なアーサナを中心に指導しています。
アーサナの動詞語根は、「(ある状態に)留まる、座る」を意味する、アースであり、本来は瞑想のための座法を意味していました。10世紀頃ハタ・ヨーガが成立した頃は、主に座って行うアーサナがほとんどでした。近年のアーサナは伝統的アーサナがアレンジされ様々なポーズが実践されています。ヨーガ(ハタ・ヨーガ)の古典マニュアル『ゲーランダ・サムヒタ―』には、「シヴァ神は840万種のアーサナを説いた。その中で84種類が優れており、その中の32種類が好ましく、有益である」と説かれています。
怪我、術後、病気、生理中などで、その人によって避けた方がいいポーズもありますので、不安な場合には事前に医師にご相談ください。
ムドラーは、封印(seal)、刻印(mark)、ジェスチャーなどの意味があります。ムドラーは体内のエネルギーの流れを改善したり、健康を高めたり、また呼吸法と併用することで、呼吸法を効果的にします。
ムドラーを大別すると、ハスタ・ムドラー(手のムドラー)、マーナ・ムドラー(頭部のムドラー)、カーヤ・ムドラー(体のポーズによるムドラー)、アーダーラ・ムドラー(会陰部のムドラー)、バンダ(プラーナーヤーマで使用する喉、腹部、肛門を締め付けるムドラー)です。
ヨーガで使用される重要なムドラーは、アシヴィニー・ムドラー、ケーチャリー・ムドラー、ヴィパリタカラニー・ムドラー、ドローナ・ムドラー、パドマ・ムドラー、シャムバヴィー・ムドラー、スィムハ・ムドラー、ジニャーナ・ムドラー、プラーナ・ムドラー、シャンバヴィー・ムドラー、アシヴィニー・ムドラーなど。
体は五つの要素(元素)で作られています。それらの不調和は免疫系を混乱させ、病気の原因になりますが、体のある部位と別の部位を結びつけると不調和が除かれると言われています。
ハタ・ヨーガのムドラーは、特定の姿勢を取り、身体の様々な部分に意識を向け、呼吸を抑制し、刺激し、 プラーナの流れに影響をもたらす方法です。体の部分には、骨盤底、横隔膜、喉、目、眉間、舌、肛門、性器、腹部などを含みます。
ジャーランダラ・バンダ(喉の締め付け)
ウデャーナ・バンダ(腹部を締め付け)
ムーラ・バンダ(肛門を締め付け)
マハー・バンダ(2つのバンダの組み合わせ)
バンダ・トラヤ(3つのバンダの組み合わせ)
この講座では、ムドラーの一つ、バンダを学びます。バンダ(bandha)とは、「閉塞、固定、停止」などを意味します。ヨーガの実践では、特定の身体のエネルギー経路の流れを一時的に止める実践を行います。バンダを終えると、体中により大きなエネルギーの流れが生み出されます。新鮮な血液の流量増加により、臓器の強化と若返り、循環の改善、チャクラの活性化、ストレスを緩和し、精神的な落ち着きを高めます。
この他のものは、個人レッスンで学んでいただきます。
健康増進、幸福感、知性の発達、記憶力が向上、体に生命力を注入、サマーディの状態に達するのを助ける、長時間の瞑想の姿勢を維持できるように体を強化、瞑想の良い準備となります。チャクラの活性化。
※効果は種類により異なります。
※長期間実践して初めてムドラーの効果が分かると言われています。
呼吸により、生命維持に必要な酸素が全身に供給されます。プラーナーヤーマは、その呼吸を統制する実践です。「プラーナ」は生命力の源であり、「生命や生命力の原因となる生命エネルギー」を意味します。アーヤーマは「統制(広げる、拡大する)」を意味します。プラーナーヤーマは、「生命力の統制(コントロール)」です。呼吸は、吐くこと(呼)と吸うこと(吸)ですが、ヨーガの呼吸法では、呼吸の保持も伴います。
ラージャ・ヨーガでは、プラーナーヤーマは吸気、呼気、保息を強調し、ダーラナー(集中法)に適したコンディションを生み出す手段、内面の不純性を除去する手段として説明しています。ハタ・ヨーガでは、特に保息(クムバカ)を強調しています。
呼吸をすると、生命エネルギーが取り入れられ、心と体から老廃物あるいは毒素が取り除かれます。病気除去や体の老化過程を休ませ、体にエネルギーを浸透させるために重要です。
アヌローマ・ヴィローマ(左右交互呼吸法)、スーリャ・ベーダナ、チャンドラ・ベーダナ
シ-タリー、シートカリー、ウッジャーイー、ブラーマリー、バストリカー、ムールッチャー、プラーヴィニー
生命力、呼吸能力、換気能力の向上、呼吸筋の強化、リラクゼーション、浄化、平安な心、ストレス解消、健康増進、生命エネルギーの摂取、心と体から老廃物あるいは毒素の除去
病気除去や体の老化過程を休ませ、体へのエネルギーの浸透、効果的な瞑想の準備として最適
プラーナーヤーマのための座法(ポーズ)には、スィッダーサナ(達人座)、パドマーサナ( 蓮華座)またはアルダ・パドマーサナ(半分の蓮華座)、スヴァスティカーサナ(吉兆座)、スカーサナ(安楽座)、ヴァジラーサナ(金剛座、正座)、日頃からヨーガ・エクササイズやアーサナ行い、これらのポーズが取れるように準備なさってください。ただし、何らかの理由でこれらの座法が難しい場合には椅子に座ってできるものもあります。事前にご相談ください。
お申し込み&注意事項
定例コースでは上記の内容のうちの基本的なものを学びます。
- 気になる方は、床に顔がついてもいいようタオルなどを持参ください。
- 服装は体を締め付けないものをご用意ください(着替え場所あり)
- 開始時間には食事の消化がある程度終わった状態(3時間後)でご参加ください。